TBS系「金スマ」にて、料理研究家・水島弘史さんが登場して弱火・切り方・料理の新常識を紹介されました。
科学的料理方!
水島弘史さんが作る料理は、科学的根拠に基いて料理を美味しくする方法!
料理は科学変化の連続!素材の構造や性質に合わせて調理する。
水島さんが著者の料理本は、累計20万部を突破!
それに、水島さんの料理教室は一月先の予約が、わずか2分で埋まる盛況ぶり!
和洋中の現役のシェフも習いに来ている。
水島さんは、22歳の頃にフランス料理を学ぶために渡仏!
ヨーロッパでは、弱火料理が主流!
そして、料理学校を首席で卒業!
帰国後に、低温調理の研究を重ねて独自の理論を確立した。
弱火コントロールで絶対失敗しない料理 [ 水島弘史 ] |
水島流野菜炒め!
1,水が出ずシャキシャキに!
2、野菜の旨味が強い!
3、塩分控えめでも美味しい!
水島流!野菜の切り方
森三中の村上知子さんが水島さんと一緒に料理して行く事に。
水島さん「実は、ポイントは切る所から始まります」
村上知子さん「えっ」
水島さん「どうやって切ってるかというのが、ポイントになります。結構カボチャとか、サツマイモって大変じゃないですか!」
村上さん「はい」
水島さん「固いと思ってるでしょ?」
村上さん「固いですよ」
水島さん「でも、固くしているのが、こっちに(自分に)責任があるって考えた事ないですか?」
村上さん「いや、いや、いや固いから力技でいくしかないって思ってますから」
水島さん「それが大きな間違いなんです。まず一つ目に、包丁を握って頂いた時に」
村上さん「はい」
水島さん「包丁と腕は、必ず真っ直ぐ!」
包丁を腕のラインに対して、真っ直ぐ持つ。
調理台に対して、体を斜めにして立つ事で力を入れず包丁を動かせるという。
水島さん「包丁の柄をしっかり握りません」
村上さん「えっ」
水島さん「しっかり握るから切れないんです」
親指と人差し指で柄を挟み、中指で押さえる。
村上さん「指3本だけでいいんですか?」
水島さん「はい、包丁を使う時は3本でいきます」
村上さん「全然力入らないけど、力入んなくていいのか!」
水島さん「そうです。新しい世界に入りました。包丁使って頂いて、どこで切っていいわけじゃないんです。包丁は、出来るだけ前の方使うよになります。」
使うのは包丁の先の方だけ!
最後に切り方!先の方を使い、刃先のカーブに沿って上下に動かしながら切る。
村上さん「なんかゆりかごっぽい感じの」
水島さん「正解です」
村上さん「1回で切らないんですか?」
水島さん「優しく切って上げてほしいんですよ」
一般的な切り方と違って、ノコギリのような切り方で、刃先を使い行います。
普通は、力で1回で切りますが、優しく切ります。
村上さんが、普通の切り方と水島流の切り方の切った面を触った!
村上さん「(普通に切った方)あっ、水が」
水島さん「水が出てるでしょ!」
村上さん「(水島流の方)えー!!全然違う!ザラザラとつるつるみたいな」
水島流は、切った面がつるつる!
普通に切った方は面がザラザラ!
普通の切り方は、細胞が潰れ水分が出てしまう!
でも、水島流の切り方は細胞を潰さない切り方で、断面がなめらかで水分が残る!
村上さん「包丁の入りが全然違う」
佐藤渚アナ「ニンジン結構固いですけど」
村上さん「すごいなぁ!」
佐藤アナ「村上さん全然、力入れてないですね」
村上さん「なんかね、滑るの!」
水島さん「滑るっていうのが大事なんです」
野菜炒め
材料・2人前
にんじん・60g
もやし・120g
キャベツ・60g
ピーマン・20g
きくらげ・30g
豚ロース薄切り肉・60g
日本酒・8g
塩・1,4g
しょうゆ・6g
黒コショウ・適量
作り方
①にんじんを先に軽く湯通しする。
固い野菜を長い時間炒めずにすみ、他の野菜が焦げる心配も減る。
②火の点いていないフライパンに、油もひかず野菜を全て入れる。
それで、少し手などで混ぜる。
③野菜の上に油をかける。
上からかける事で、野菜全体に油がからみ、よりシャキとした野菜炒めが出来る。
④それで、フライパンを持ち上げて弱火で点ける。
2〜3分おきに上下を返す様に混ぜる。
それに、弱火で料理をすると油が飛びちらず汚れない!
⑤野菜がしんなりしてきたら、別に炒めておいた豚肉を入れる。
それで、塩を入れる!
水島さんいわく、塩はキチンと計ってあげたら美味しくなるってルールを設けている。水島流!調理法、塩は材料の重さの0,8%が美味しい。
材料の重さに対して、0,8%塩を加える。人の体内の塩分濃度は、水分に対して0,8%と言われており、同じ濃度で味付けすると脳が美味しいと感じるという。
⑥しょうゆ、コショウで味を整え弱火で炒め始めてから15分。
最後に香ばしさを出す為に、強火で30秒炒める。
香り付けでごま油を真ん中に入れます。
それで、かき混ぜて完成!
水島弘史さんは、スゴイですね!今まで、こんな野菜の切り方や、弱火で炒めるなんて聞いた事がないですよね!水島さんが、独自で考えて辿り着いた料理の作り方が驚きですね。今までの、料理のやり方に革命的な感じですね。