読書感想文の書き方・小学生・中学生・高校生へ!
本を、読むのは好きだけどその本についての感想文って難しいですよね。
小学、中学、高校と、学年が上がると文章力や、本の内容を理解して感想をまとめられているかを求められてきますよね。でも、コツを掴めば案外簡単に書けてしまうのです。今回は、読書感想文の書き方を紹介します。
読書感想文の書き方
そもそも、読書感想文って何か知っていますか?この本、面白かったよ。楽しかったよ。ということをつたえるものではありません。まず、読書感想文とは、どのような構成で書けばいいのかを紹介します。
◆読みたいと思わせる書き出し(100~200字)
本に出てきたインパクトのあるセリフや意味深なもので一番印象に残ったセリフで書き始めましょう。
それについて、どうしてその言葉が印象強く残ったのか、どう感じたかを書くことで読み手を引き寄せる
ことが出来ます。
◆あらすじを簡潔にまとめる(200字~300字)
削除しても意味が伝わる言葉や文章は思い切ってドンドン削除しましょう。物語の全部を、少しづつ紹介しようと難しくなりますよね。そうではなくて、物語の中心となる部分に的を絞って書くことがポイントです。
「こんなストーリー展開の中で、主人公がこんなことをしながらこんな風に成長していく物語」と言う情報と作者や作品が伝えたいと思っているテーマを書いてあげるとより良いものになります。
◆自分自身の体験を合わせて本を読んだことにより得た気づきと学び(400字~600字)
「私は、こんな考え方を持っていたけど本を読むことによって違う考え方をできるようになったよ」
「主人公は、この時こんな行動をしていたけど私にも似たような経験があって」や「私の人生の目標は○○でこの本が後押ししてくれた」と、文字数に応じてこの部分を膨らませていきましょう。学校の先生や審査員の人たちが一番読みたいのはこの部分なのでここが一番重要となりますよ。
◆評価が、ワンランク上がるまとめ(100字~200字)
本に出てきた「印象に残ったセリフや場面」と自分自身の「これからの目標」を照らし合わせてまとめていきましょう。この部分を、どれだけ綺麗に丁寧にまとめられるかで評価が変わってきますよ。
この4つのポイントを、踏まえて書いていくと素晴らしい読書感想文が仕上がります。構成が、浮かんだら次は本を読み返してネタを探しましょう。
読書感想文を書くためのワークシート
自分が、読もうと決めた本について下記の7つのポイントをノートにまとめておくと実際に書き始めるときスムーズに書き始めることが出来ますよ。
また、本を読んでいる時に役に立つのが付箋紙です。ここが、この物語のポイントだ!と思ったところに貼りながら読み進めていくと少し戻って読み返したい時や読書感想文を書く時に見直したい時に便利ですよ。
◆その本を選んだのはどうして?
◆主人公はどんな人で、何をするお話?
◆主人公や登場人物が、どんな風に成長・変化した?
◆自分と主人公(登場人物)の性格や行動と比べて、似ているところ、違うところを書いてみよう。
見習いたいところや共感できるところも書いてみよう。
◆作品によく出てくる言葉やセリフがある?また、作者や作品が一番伝えたい『テーマ』は何だろう?
◆自分が今までに体験した・学んだことと、本の内容やテーマとの共通点があれば書き出そう。
それに対する自分自身の気持ちも書いてみよう。
◆本を読んで、自分の生活に活かそうと思ったこと・気をつけようと思ったことは?
読書感想文におすすめの本
興味のあるものや読みたい本って、なかなか見つけるのって難しいですよね。そこで、学年別におすすめの本を紹介します。
◆小学生
・低学年:「だいじょうぶ、だいじょうぶ」、「ぼくがラーメンをたべているとき」
・中学年:「窓ぎわのトットちゃん」、「そんなことってある?」
・高学年:「このよでいちばんはやいのは」、「ハウスダストは、ふとんから生まれる!」
◆中学生
・「ガラスのうさぎ」、「西の魔女が死んだ」、「一日江戸人」
◆高校生
・「モモ」、「レインツリーの国」、「鼻」
まとめ
読書感想文を、書くのって難しいって思っていたけどコツを知らないから難しく感じていたのかもしれないですね。
ただ、課題の枚数を書けばいいものではないってことは分かっていても文字数が足りず今までは苦労していたかもしれないけれど今回から苦労せずに書けそうですね。
読書感想文を、書くためのワークシートや、メモ帳、付箋紙をフル活用することによりどこに何が書いてあったかの探す手間もなくなり書きたいことがたくさん出てきそうですね。
でも、一番大切なことは、自分が読みたい本を楽しみながら読んで楽しみながら書くことが評価の高い読書感想文が書けるようになるコツかもしれませんね。