家庭訪問どう対応?玄関?部屋で?間違ってない?正しいマナー
小・中学校の新学期の始めには、担任の先生が自宅を訪ねる家庭訪問を実施している学校が多くありますね。
しかし、いざ担任の先生が来られる時になって「玄関で話しをするの?」「それとも部屋でするの?」「正しいマナーって何?」と不安な気持ちに襲われます。
いざという時に困らないように、家庭訪問の対応の仕方についてご紹介します。
家庭訪問についての用紙は配られていますか?
学校によっては、家庭訪問に時期になると日程表とともに注意点について書かれている用紙が配られます。
そこには、家庭訪問をする意味(自宅の場所の確認や学校の様子の報告など)とあわせて、家庭訪問にかかる時間や場所は玄関先でなどとご家庭に知っておいてほしいことが書かれています。
学校側としての家庭訪問の決まりに沿ったことをご家庭にも理解して欲しいものでありますので、用紙に書かれた通りにこなせば問題ありません。
それでもマナーが気になるあなたは、以下のことに注意して家庭訪問を行いましょう。
玄関でする場合
家庭訪問を玄関でする場合には、実は正しいマナーが存在しています。
最近の家庭訪問の傾向としては、家にあがるとそこはプライベート空間ですので玄関先で済ます場合が多くなっています。
・座って家庭訪問
玄関で座って家庭訪問を受ける時には、まず担任の先生の座布団を準備しましょう。
担任の先生が来られたら座布団を取りに行き、「どうぞお座りください」と声をかけ、自分も座ります。
その際の位置は、担任の先生から見て右側の位置に座ってもらうことが正しいマナーとなりますので気をつけてくださいね。
・立ったままでの家庭訪問
座る場所を確保できない玄関の場合で、「中に上がりますか?」と聞いた際に「いえこちらで」と言われたら、立ったままの家庭訪問となります。
最近は広い玄関にお住まいではなく、マンションやアパートで暮らしている核家族が増えていますので、学校から配られる用紙にも「簡単に玄関先で」と書かれていることがほとんどとなっています。
そんな時には、担任の先生が立っていますのであなたも立ったままの話しとなります。
部屋でする場合
家庭訪問を玄関で行うのではなく、部屋の中で昔ながらのスタイルですることもあります。
そんな時には気になるマナーありますので、この機会に身につけておきましょう。
・お茶は?
担任の先生にお茶を出す場合には、緑茶を出します。
緑茶は好き嫌いの少ないお茶の種類として、来客用として出すことが一般的となっています。
しかし、一日に何件も家庭訪問でまわる先生としては、各家庭でお茶を出されてその都度飲み干すのも酷なこととして、最近はお茶出し不要と最初に伝えられることが多いです。
・お茶菓子は?
お茶菓子で担任の先生をもてなしたいという時には、個別包装しているお茶菓子を準備しましょう。
早くて5分、長くても15分ほどの時間でお茶菓子をゆっくりと味わう時間はありませんので手をつけない先生が多く「美味しいのもお持ち帰りください」と言いやすいものを選びましょう。
お茶出しと同様に、お茶菓子も不要であると言われる傾向がありますので、配られる用紙を確認しましょう。
・座る位置は?
座る位置は、上座下座を覚えなくてはいけませんね。
玄関の座る位置でも、上座下座を意識したものをお伝えしまいます
部屋の中にも当然上座下座があり、部屋の入口から遠い場所が基本的には上座となります。
正しいマナーとしては、床の間に担任の先生をお通しし、床の間の前が上座ですので、そこに座布団を敷いてお迎えします。
しかし、床の間のある家も減ってきましたので、正しいマナーよりも上座と下座を気にして先生には座っていただきましょう。
ダイニングテーブルなどに座っていただく場合には、場所によっては上座からキッチンの中が丸見えになってしまうことがありますので、その際には一言「下座になってしまいますが」と言葉をつけることで、担任の先生に気遣いを感じてもらうことができます。
マナーとして覚えておいて欲しいこと
家庭訪問のマナーとして覚えておいて欲しいことは、担任の先生にこれから1年子供を預けるわけですので、敬う気持ちと迎え入れる気持ちを表すことです。
先生も人間ですから、適当な態度で家庭訪問を受けられると嫌な気持ちになってしまいますよね。
正しいマナーというよりも、人を家庭訪問として来ていただく気持ちを持つことが何よりもマナーとなります。
まとめ
「家庭訪問どう対応?玄関?部屋で?正しいマナー」についてご紹介しました。
最近の家庭訪問の傾向としては、玄関で立ったままでいい学校が増えています。
その中では、何が起こるか分かりませんので、正しいマナーを身につけておき、どのような事態にもスムーズに対応できるようにしましょう。